近年「インサイドセールス」という営業手法は注目を浴び、多くの企業で導入が進んでいます。一方でインサイドセールスの役割をつくったばかりの会社では、プレーヤーを
どのように評価すべきか、成長させるか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回はインサイドセールスのキャリアパスについてご紹介をしたいと思います。
人事の方、インサイドセールスのお仕事に興味のある方、是非ご参考にしてください!
目次
1、そもそも、インサイドセールスってどんな仕事?
インサイドセールスは、マーケティングと営業の間のリードの架け橋のような役割です。
訪問を行わずにメールや電話、ツールなどを活用して顧客のニーズが高まるまで
継続的にコミュニケーションをとり続ける営業活動のことをいいます。
具体的には、マーケティング部門がwebや展示会などで獲得した大量のリードを引き継ぎ
リードの精査をしたり、事例やセミナーなどの情報を提供したりしながら、
リードと「いつでもコミュニケーションがとれる」関係を築いていきます。
そして、角度が高まったベストなタイミングでセールスへ引き継ぐ仕事になります。
インサイドセールスはリード育成、営業は受注獲得に集中できる環境を整えることで
フォロー不足による取りこぼしを最小限に抑え、効率的な受注獲得ができるのです。
2、インサイドセールス先進国アメリカにおける求人状況やキャリアパスのご紹介!
(1)アメリカではインサイドセールスの求人が多い
アメリカのSales Loftという会社がまとめたデータによると、2010年~2013年の間に、インサイドセールスとして80万人もの雇用が生まれています。同期間、訪問営業の
雇用数は15万人であり、なんと訪問営業を大きく上回っているのですね!
(2)成果に応じた報酬
Sales Loftの資料によると平均給与は、インサイドセールスが3万1000ドル~5万ドル、訪問営業が3万6000ドル~6万5000ドルとなっています。
若干訪問営業よりは下がりますが、ボーナスの支給を行う企業もあり両者のトップ
営業同士の収入は変わらないという声もありました。
(3)キャリアパスはインサイドセールス部隊を率いるマネージャーになることが多い⁉
実績を積み上げると、インサイドセールスのチームのマネージャー職やリーダー職への
ステップアップが一般的なようです。希望があれば、訪問営業のキャリアを選択することもできるようです。
ちなみに、アメリカの調査会社PayScale.comのデータによると、アメリカのインサイドセールスのマネージャーの平均年収は54,916ドルでした。
アメリカでのインサイドセールスのお給料の高さには、驚きました。うらやましいです!
3、インサイドセールスの仕事が合う人とは?インサイドセールスで働くメリットは?
インサイドセールスで働く際に求められる力は、ずばり仕事の正確性と迅速性、
そしてコミュニケーション能力だと思います。
確度の高い案件を1件でも多く引き継ぐことがインサイドセールスに求められますので、
顧客の要望や課題、次回アプローチ内容など素早く正確なデータを残す必要があります。
また、短い対話時間内で案件化の可能性を見極めなければいけないので、顧客の現状を
しっかりヒアリングし適切な課題解決方法を提示するなど、高度なコミュニケーションの
スキルが求められるのです。
以上のことから、インサイドセールスのお仕事ではコミュニケーション能力はもちろん、
どんなターゲットにどのようなアプローチをするべきか、つまりマーケティングを理解し動かすことができる、そんなスキルを身につけることもできるのです!
ちなみに、インサイドセールスはインターネット環境とツールさえあれば、場所を問いませんので在宅ワークを行うこともできる会社もあるみたいですよ!
4、まとめ
今回は、アメリカにおけるインサイドセールスのキャリアパスについて紹介しました。
インサイドセールスを検討中の企業や、インサイドセールスを立ち上げて間もない
企業の人事やマネージャーの方、是非プレーヤーのキャリアパスやモチベーションアップの施策として参考にしてみてください。
また、求職者の方!
インサイドセールスのお仕事について少しでもイメージができましたでしょうか?
今後、需要が高まること間違いない職種だと思います。一生のスキルを
身につけるという意味で自分のキャリアプランに取り入れてみてはいかがでしょうか。
弊社でもインサイドセールスプレーヤーの募集をしております。
経験豊富なプロ集団が10年間で培ったノウハウを惜しげもなく捧げておりますので
是非興味があればご応募ください!