資料請求メディアとは?
BtoB企業のマーケティング活動において、リードを安定的に獲得できるチャネルとして注目されているのが資料請求メディアです。
自社サイトへの流入や広告施策とは異なり、サービスを比較検討している企業担当者からの資料請求を通じて、比較的早い段階でのリード接点を得られるのが特徴です。
多くのメディアでは、業種や課題ごとに特集が組まれており、利用企業は自社のサービス資料を掲載し、見込み顧客の資料請求情報を受け取る仕組みになっています。
ダウンロード時点で課題意識を持つユーザーが多いため、アプローチ次第では短期間で商談数増加・受注につながる有効なBtoBマーケティングの施策の一つです。
目次
資料請求メディアの活用イメージ

たとえば「営業支援ツール」や「業務効率化」をテーマにサービスを探している担当者が、Web検索経由で資料請求サイトにたどり着きます。
複数サービスを比較しながら「まとめて資料請求」や「一括見積り」を行うと、掲載企業にリード情報が通知されます。
通知を受けた企業は、メールや電話でフォローアップを行い、商談設定や見積依頼につなげることで案件化を目指します。
多くの企業ではこの資料請求リードを、インサイドセールス部門や営業代行チームが即日フォローする体制を整えています。
資料請求メディア6選比較【実際に使ってみた正直レビュー】
ここから、弊社にて実際に活用をした資料請求メディアの結果について、正直レビューをさせて頂きます。
弊社でのレビューなので、ペルソナとして近い企業に参考に頂けるよう、
施策実施の背景やメディア選定ポイント、活用目的、予算やアポイント獲得設定単価について先にお伝えします。
利用背景:
・BDRの成果が伸び悩んでおり、別チャネルでの商談獲得施策が必要であった。
・1ヶ月程度で数値改善ができる施策を探していた。
・自社でgoogle広告を出すよりも、すでに検索表示回数の多い資料請求メディアに掲載をする方が、情報収集者へリーチができると考えた
メディア選定ポイント:
①月間獲得リード数の見込み値
②情報収集者が能動的に資料請求をしているか(メルマガに対してのリアクション等は受動的と判断)
③無効条件(フリーアドレスや悪戯、競合会社をどの程度排除できるか)
④獲得リードの従業員規模や除外条件(自社ターゲットと獲得リードと従業員規模や部署が合致しているか)
⑤商談獲得率 ※参考程度
活用目的
商談数の増加。目標値としてはリード対比でコンタクト率60%、コンタクトアポ率 33%で10件獲得に対し2件の商談化を狙う
予算
月間で同チャネルからは、5〜8件程度の商談増加を狙っており、月間で30~40万程度の予算と設定。
アポ獲得単価は60,000以下に抑えることを条件と設定。
それでは、実際に利用して感じた特徴を6サービス比較ポイントをまとめました。
リード数・獲得企業の規模・ニーズの確度・アポイント獲得率を総合的に整理。
| メディア名 | リードの数 | 獲得企業規模 | ニーズの確度 | リード提供フロー | リード対 アポイント獲得率 |
|---|---|---|---|---|---|
| Boxil | 多 | 中堅以上 | 低〜普通 | web検索→資料請求 | 5〜10% |
| ITトレンド | 普通 | 中堅以上 | 普通 | web検索→資料請求 | 20~25% |
| アスピック | 少 | 中小規模 | 非常に高い | web検索→資料請求 | 50〜60% |
| STRATE | 少 | 中小規模 | 普通 | web検索→資料請求 | 15〜20% |
| ミツモア | 多 | 中小規模 | 普通 | web検索→資料請求 | 20% |
| LISKUL | 多 | 幅広く獲得可能 | 低〜普通 | ・web検索→資料請求 ・会員へのメルマガ配信 |
5〜10% |
傾向まとめ
- リード量を重視するなら:Boxil・LISKUL・ミツモア
- 確度を重視するなら:アスピック
- バランス型で検討するなら:ITトレンド・STRATE
この中で、正直LISKULさんはメルマガ配信でのリード提供の割合が多く
「メルマガを誤ってクリックした」など検討レベルが低い対象も入ってきてしまっており、
弊社のKPIには到達しませんでした。
とはいえ、業界・課題によって成果が大きく異なるため、複数メディアをテスト活用するのが現実的なアプローチです。
下記に各メディア比較用のテンプレートをご案内しますので社内稟議用に活用ください。
アポイント獲得率を引き上げるコツ3選
資料請求メディアから得たリードを商談化につなげるには、初動スピードと接触設計がカギとなります。
ここでは、アポイント率を高める実践的なポイントを3つご紹介します。
① 流入後5分以内にアプローチする
リードとのコンタクト率は最大60%まで上がると言われています。
特に資料請求直後は検討意欲が高いため、即時対応できる体制を整えることが重要です。
時間帯を意識し、通話がつながりやすい時間(9〜11時/16〜18時)を狙うのも効果的です。
② 未コンタクト対象には「2週間後アプローチ」で再トライ
初回接触でつながらない場合、2〜3営業日の間に計3回はメール・電話で試みましょう。
それでも接触できない場合は、競合各社のアプローチが落ち着く2週間後を狙って再度アプローチするのが有効です。
この「再トライ期間」を設けるだけで、後追い接触率が平均20%以上改善したケースもあります。
③ アプローチ時は「聞く姿勢」を重視
よくある失敗として、自社サービスの説明に時間を使いすぎてしまうケースがあります。
冒頭の自己紹介は5秒程度に留め、相手の状況や課題を丁寧に聞く姿勢を持つことが大切です。
ヒアリングではBANTC(Budget/Authority/Needs/Timing/Competitor)を意識し、
特に「N=Needs(ニーズ)」に焦点を当て、なぜその課題が生まれているのかを掘り下げていくことで、
他項目(予算・決裁・時期)も自然に明らかになります。
なお、弊社では実際の会話設計に使えるインサイドセールススクリプトのフォーマットを無料で公開しております。
ご興味のある方はぜひダウンロードください。
まとめ:媒体特性を理解し、コミュニケーションで差をつける
資料請求メディアは、BtoBリード獲得の有力チャネルのひとつです。
ただし、どの媒体を選ぶか以上に「どう活用するか」が成果を左右します。
初動スピード・再アプローチ設計・ヒアリング品質を意識することで、
同じリード数でもリード対アポイント率を30%以上に伸ばすことが可能です。









